綺麗な桜を見にみんなでお出掛け🌸

5月に入りここ北海道美瑛町にも春の訪れがやってきました!

美瑛慈光園からでも近くの堤防に咲く桜を見ることは出来ますが…

やっぱり直接近くで見たい!

そんな思いから入居者様に声をかけ、2日間に分けて近郊の公園や近くの聖台ダムまでお出掛けしてきました。

新型コロナウィルスが流行していた約3年間の間に入職してきた職員は、入居者様と一緒に外出する機会がほとんどなく、外で車椅子を押す経験もほとんど出来ていません。

きっと不安な気持ちを抱えながら付き添った職員も多く居るかと思いますが、それでも入居者様と一緒に桜を見たいという気持ちを強く持ち、先輩職員に教えてもらいながら一生懸命外出支援を行ってくれました。

日常が戻りつつあり、経験が浅い職員さんともこういった時間を共にすることが出来、とても嬉しく思いました。

この場でお礼を言わせてください。

「一緒に参加してくれてありがとうございました!」

さて、現地についてみると観光客や一般の方、他の施設から来られた方々も居て、何よりも風に打たれながらも力強く咲いている沢山の桜が、お出迎えをしてくれました。

そんな桜たちに誘導されるかのよう歩みを進める中、

「本当に綺麗だね」

「なんか夢みたいだ」

そんな入居者様の声を聞くことができ、微笑ましい気持ちになりながら「来て良かった」と素直に思うことが出来ました。そんな風景を写真を通じてぜひご覧ください。

いかがでしたでしょうか?

今回行った久しぶりの外出は良い思い出になり、また次回への経験にも繋がる大切な機会となりました。

始めにも触れさせて頂きましたがこれまでの約3年間、新型コロナウィルスの感染対策上、入居者様と職員が一緒に外出することが難しい日々が続きました。

日々報道され続けてきた感染から身を守るために余儀なくされた制限は、施設で生活をしている入居者様の方々も同じ様に受けざるを得ず、多くの我慢を強いられる姿を目の前でたくさん見てきました。

「家に帰りたい」「家族、友達に会いたい」こうした多くの願いに耳を傾けることしか出来なかった現状を、今後は実現に向けて動き出すことが出来ます。

最近では国の示す分類が移行し、ご家族様が実際に入居者様と直接面会することも可能となりました。今後も日々の感染対策を忘れず、入居者様の大切な時間や機会を隣でより一層大切にしていきます。

 

(美瑛慈光園新館2階 介護副主任 高橋雄也)