ボクの名前は、「ほたる」といいます。
おとこのこです。
今年の夏、利用者さんのガレージの片隅にボクはいました。
お母さんは人間から逃げる為に兄弟を連れ、ボクだけを置いて行ってしまったみたいです。周囲には他の兄弟たちの姿は無く、ボクだけ残されていました。真白い毛は灰色に汚れ、心細くてプルプル震えながらボクは鳴きました。
ボクは利用者さん夫婦に助けられました。ボクを保護してくれた利用者さんご夫婦は、「猫は可愛いのだけれど、家じゃ飼えないし・・・」と困った顔でほたるのスタッフに相談していました。
こうしてボクはほたるに連れて行かれました。
ほたるに住み込みで働く事となったのです。
名前は数ある候補の中から、利用者さんの投票で「ほたるちゃん」と名付けられました。でも、「チャコちゃん」「チン太」とも呼ばれています。
養育費は皆で協力し、直売所で手作りの小物や野菜を売って稼ぎます。
ボクも頑張って働こうと思います。
そして、現在・・・
ボクは、一生懸命に働いています。
ボクは、訪問だってします。
利用者さん宅にて
利用者さん宅にて②
テーブルを拭く利用者さんの邪魔・・・お手伝いだってします。
こうして、ボクは癒し系アイドルとして
好き勝手に・・・一生懸命働いているのでした。
ちゃんちゃん。
(小規模多機能ほたる 所長 鈴木祐吾)