初雪が降り、外はそろそろ冬景色になります。感染症が猛威を振るうなか、もうすぐ一年でもっとも忙しいといわれる師走が訪れますね。
外に出られる時間が少なくなったかわりに、デイサービスでは室内遊びが盛り上がってまいりました!
ある日の風景。
フロア内でいくつかのグループに分かれて、レクリエーション、アクティビティ…思い思いに楽しんでいます。
年末に向けて、年賀状を書くために書字に勤しむ皆さん。受け取る相手のことを考えながら、一字ずつ丁寧に書いています。
こちらの一角は機織りの準備。長年機織りをしていたけれど、自宅ではもうなかなか機織りができない、という方からありがたくいただいた機織り機。
先日コースターを完成させて、今は冬のマフラーを織るため経糸を通している最中です。
終わった後は「あー、楽しかった!」。
「今度はこんな織り方をしましょうか」なんて、素敵な提案も。
私たち職員も出来上がりを楽しみにしている一人です。
デイサービスで人気のアクティビティの一つ、ビーズ手芸もにぎわっています。
ビーズリースやビーズツリーなどなど。この時期ならではの作品に、皆さん目を輝かせて熱心に作品作りに取り組んでいます。
実は!!
12月18日(金)、19日(土)、20日(日)、21日(月)の四日間、美瑛町内ラコリーヌにて年内最後の手作りイベントが開催されるのです。
イベントではクリスマスに向けたディスプレイや作品も数多く並ぶ予定です。
冬の思い出を彩る一品をぜひ皆さん見つけに来てくださいね。
また、感染症予防から町内で開催されている「ふまねっと」の参加には二の足を踏んでしまう…という皆さんの声にお応えするべく!
「ふまねっと」、絶賛開催中です!!
最初は耳慣れない言葉に「クマネッコってなんだ?」…なーんて言っていた皆さんでしたが、いざ始めてみると、普段歩行器を使っているあの人も、車椅子で移動しているあの人も、楽しい雰囲気のなかで「ふまねっと」に挑戦され、フロアは大盛りあがり!!
「できない…」との声も聞こえてきましたが、歩き始めるとスタスタスタ…皆さん上手にネットをよけて歩かれます。
実は初めて、な職員も多く、いざ挑戦して「間違えた!」「できない!」!!
職員の悲鳴に「そうだろそうだろ」「そこ、足違うよー」と、先に歩いた皆さんはしたり顔。
最後は大合唱で締めくくり、その場にいた全員がひとつとなったひとときでした。
こちらは、冬ならではのお菓子づくり。
みんなで白玉を練って、煮込みます。
お誘いしたときには「こんなことするの久しぶりだわ」とためらっていた皆さんでしたが、材料を全部最初にボウルに入れてしまった若い職員に、「少し柔らかすぎるんじゃない?」「そうそう、これくらい」とアドバイスが飛び交うように。
ちょうどよい固さになったところでまとめます。
「やっぱりまだ少し柔らかい気がするけれど…」なんて声もちらほら出ていましたが、キレイに丸めて仕上げます。
白玉をゆでて、あんこを炊いて…完成!!
「おいしかった!」「今度かぼちゃを入れてもいいんじゃない?」「白玉作るのも楽しかったわ。耳たぶくらいの固さで、ね!」とおどけた調子に笑い声が上がります。
昼食のあとはおなかいっぱい、との声も多かったのに、みんな残さずおやつもぺろり!
ごちそうさまでした。
雪が降る前の最後のドライブに行ってきました。
あいにく紅葉狩りには一足遅く、秋の景色を見ることはかないませんでしたが、気持ちの良い秋晴れの下、空港公園の散策をしました。
「初めて来たわ!こんな景色はじめて見た」「家から出る機会が少ないからこうやって連れ出してくれてありがたいねえ」「病院に行くときに通っている道だけど、こんな公園があるとは知らなかった!」とのお声を聴くことも。
道中の車内では秋晴れの景色から紅葉と落ち葉、十勝岳連峰の旭岳の山頂から中腹にかけて新雪が降り注ぎ、秋から冬への季節の移り変わりと、時が経つ変化の速さに驚かされたドライブでした。
実は前日にもドライブに行ったのですが、出発するために車両に乗り込んでいる間に大粒の雨がぽつり、ぽつり…
ドライブ中は終始雨に見舞われ、稲光まで鳴る始末…
それでも、車内では話に花が咲き、「みんな一緒だと思い出になっていいね」「あ、山が白くなっている。きれいねえ」「この辺りは○○さんちのあたりだな。昔住んどったんだ」などなど。
なかには「雨男は誰だあ~」なんておどけた声も。
今度皆さんとドライブに出かけられるようになるのは、雪が解けて春になってからでしょうか?
長い長い北海道の冬の終わりが、今から待ち遠しいようですね。
慈光園デイサービスセンター
松本