新型コロナの影響で介護施設は相変わらず外に出られない日々が続いています。
お年寄りからも「今年は慈光園の祭りも町内の祭りもないんだね...」と寂しい声が聞こえてきました。
外には出ることは難しくても、室内でもなんとか皆さんに楽しんでもらいたい!!
またまた、うちの若手スタッフたちが企画を立ち上げました。
本館側の企画として、小さな祭りを企画しました。
企画が立ち上がり2カ月ちょっと...山あり谷あり、途中へこたれそうなこともありましたが、無事に当日を迎えることが出来ました!
くじや輪投げなどのゲーム、かき氷、わたあめ、フランクフルト、焼き鳥、プリンなどのデザート類などお年寄りが好きそうなものを沢山詰め込みました。
看板や飾りは全て手作り。この日の為にコツコツ準備を進めてきました。
ひとしきり準備が終わったところで、今回購入したわたあめ機の試運転。
これが意外と難しく、しおれたわたあめが続々と出来上がります。
祭りが始まる前からスタッフたちが盛り上がっていると、楽しい雰囲気につられたお年寄りが...形はいびつでもカラフルなわたあめに釘付け!
最初はいびつなわたあめでしたが、徐々に綺麗な形になってきました。
ここで頭角を現したのは2年目の大沼さん!めきめきと上達!!
見た目も綺麗で甘いわたあめに皆さん大喜び。
お年寄りの嬉しそうな顔にこっちまで嬉しくなりました。
輪投げ...みんな真剣(笑)
101歳のおばあちゃんも!
この日は休みのスタッフもたくさん手伝いに出てきてくれて、人手は十分!
ありがとうございました!
スタッフたちの協力のおかげで、各々がゆっくりとお年寄りに関わることができました。
我らが水島課長は...縁の下の力持ち!表舞台は若手スタッフに任せて、裏でせっせとフランクフルトを焼いてくれていました。
ビールやノンアルコールも用意し、さながらプチ居酒屋。
徐々に人が集い始め宴会がはじまりました!焼き鳥は外で炭火で焼いたので激ウマでした。
最高気温30度にもなったこの日。
かき氷がバカ売れすると思いきや...隣のわたあめに人気が集まる緊急事態!
必死に売り上げを伸ばそうとしているのが印象的でした(笑)
お祭りの雰囲気を味わってもらおうと、倉庫から太鼓を引っ張り出してきました。
様になっていますね。
でも、廊下に響く太鼓の音はなんだか良い雰囲気を演出していました。
※上の写真は食べるのを促す為に一時的にマスクを外しています。
2人とも良い顔をしています。
2月末に新型コロナの感染対策がはじまり半年が経ちます。
利用者の皆さんにも外に出られない、ご家族にも自由に会えない不便な生活が続いています。そんな利用者の皆さんにも少しでも楽しんでもらいたい!という思いから始まった今回の企画。
結果、大成功!!!たくさんのお年寄りの笑顔を見ることができました。
そして、何よりスタッフもたくさん笑った日でした。
この半年で一番笑顔を多く見れた日。
若いスタッフたちにとって、ここに至るまでの準備はとても大変だったと思いますが、得るものも多かった素敵な企画だったと思います。
次は...新館側のBQ!
あとは花火をやるとか、ベランダでサンマを焼こうとか、焼き芋しようとか、今回の企画に触発されて色々な案が挙がってきているようです。
実現した際にはまたブログでご報告させていただきます。
(美瑛慈光園 西長)