一人暮らしのMさん。通い、訪問、冬期間は泊まりを利用しています。先日の訪問時、私「Mさん、食べたいもの何かないですか~?」 Mさん「そうだねぇ~。焼肉かなぁ。お父さんいたときは、食べたけど、一人になってからは全然食べてないなぁ…」そんな会話をしていました。
ひなたの食事のメニューは、○○さんの食べたいもの、○○さんの好きなもの、旬のもの、採れたもの、頂いたもの、特売のもの…毎日重ならないように…バランスを考えながら、決めています。“最近○○さん、食欲ないみたい。明日は○○さんの好きなものにしようか”、“○○さんが活躍できるような、○○さんが得意なあのメニューにしようか”…などと決めることもあります。
先日のMさんの話から、昨日のメニューは、ジンギスカンに決まり!
天気のいい日には、外で食事することもあります。
昨日は、涼しい場所を求めて… 玄関横にテーブルを大移動して、ジンギスカンをしました。大きなテーブルをみんなで囲んで… それぞれが自分で取れる場所にホットプレートがあり、利用者さんが思い思いに取って、食べていました。スタッフが手を出さずとも、利用者さん同士で、取り分けたりしながら… のんびりと。いつもは早く食べ終わって片付けをした方がいいのかなと気が回るスタッフも利用者さんも、そんな空気にはならず、みんなで話をしながら、たくさん笑いながら、いつもよりもゆっくりと時間が過ぎていきました。Mさんも「美味しかった~」と、たくさん食べていて、嬉しかったです。
「気もちいいね~」「この場所いいねっ」「みんなの顔を見ながら食べると、より美味しいね」 気持ちのいい風と暖かさの中で、ゆっくりと食事。とても楽しかったです。こんな時間を大切にしたいですね。
(ひなた所長 石崎真美)