クンシランとKさん

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 先日、いつも昼食交流会に参加してくれる美馬牛のMさんより、「花を株分けしたから、ほしかったら、取りにおいで~」と電話があり、頂きに・・・

 もう少しでつぼみをもちそうな、クンシランでした。

 さっそくひなたに持ち帰り、そっと窓際に置いてみました。すると・・・Kさん、クンシランに目がとまり、「所長さん!このランはね、水と栄養と日光が大事なの。水をいっぱい吸わせてあげてね。ちゃんとしてあげてね!」と。

 Kさんは、今、ひなたに泊まっています。年末から、腰を痛めて入院し、退院してからはずっとひなたで過ごしています。元々、花や植物が大好きな方、いつもとても優しく花や植物に接しています。

 そして、私は花や植物に関して知識も立派に育てる自信もない・・・ 私「Kさん!私、自信ありません・・・。Kさん!このランを頼みます!!」 Kさん「わかったよっ!」「もっと大きい水受けないかい」「栄養あげないとね」 

 その時から、Kさんは、毎日観察し、水やりし、栄養をあげて・・・クンシランはぐんぐんと大きくなっていきました。「10個以上は花咲くね~!」

 

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 そして、オレンジ色のクンシランが花開きました。 Kさん「ちゃーんと手をかけてあげたら、ちゃーんと咲くんだわ。ほんと正直だよね~。人間も同じだぁ~」と笑っていました。私は、そんなKさんとクンシランを見て、ほっこりと、嬉しくなりました。

 おかげさまで、ひなたの植物が生き生きとしています。ありがとうございます!!

                          (ひなた所長 石崎真美)